2009年8月2日日曜日

速報レポ!屋上をみんなで楽しもう。今年の夏を乗り切る日よけづくりin空庭(誰か手伝って)~その後はみんなで空畑ごはん~




7月26日(日)は谷町四丁目の「谷町空庭」にお邪魔しました。「空庭」はビル屋上部分の庭と6階部分のカフェから成り、普段は貸しスペースとしても使われている場所。屋上に茂る緑が、オフィス街のビルに映えて目立っています。夏を乗り切るための日よけ・のれんづくり、屋上の畑で育てた野菜を使っての夕食づくりをしてきました。



空庭に集まった参加者は15名ほど。新聞を見て「住み開き」というテーマに惹かれた方、ガーデニングを愛する方、食に関心がある方、年齢も20代〜80代 まで、幅広い層の方々が来てくださいました。店主の山内美陽子さんから簡単な説明があった後、3つのグループに分かれて作業開始!屋上の「日よけ作り」グ ループと「のれん作り」グループは、すだれをハサミ等で切り取ったり、紐で結わえたりしながら、日差しを和
らげる日よけ&お洒落なのれんを抜群のチーム ワークで完成させてくれました。どちらも空庭の緑によく似合い、その場で意見交換しながら作ったとは思えない出来映えです。室内の「夕食作り」グループは ベテラン主婦の方々が中心。屋上の畑から採ってきたトマトやキュウリ、なす等の野菜をサラダやバーベキュー用に調理したり、しそ入りのおにぎりを作った り。さすがに、皆さんお手のものでした。

各グループの作業が一段落した所で、屋上でバーベキューがスタート。やはり働いたあとの ご飯は美味しいものです。途中で雨が降りだして室内に避難…というハプニングもありましたが、それもまた一興。参加者の方々もすっかり緊張が解れた様子 で、ゆったりと過ごされていました。



皆で食卓を囲みながら、山内さんに「空庭」についてのお話も伺いました。このビルは山内家の自宅ビルで、もともと屋上は10年間も使われておらず荒れ放題。
造園プランナーのお仕事もされている山内さんは「これではいけない!」と一念発起し、お祖母さんのお部屋だった6階部分も含めて、「地面ではなく屋上に庭があったら、空と緑が一緒に感じられて面白いかも」「この空間を家族以外の人とも共有するために、誰もが気軽に利用できるカフェにしよう」との思いでリニューアルされました。

家族の協力があったり、家賃がかからなかったりといった、自宅だからこその利点を活かしつつ、「無理のない範囲で気楽にやっていく」というのが山内さんのスタンス。知らない人を家にあげることにも全く抵抗はないようで、「誰もいない時に、お客さんがハーブティーを勝手に飲んで、くつろいで、帰っていく」ことも一時期あったとか…。安全性に対して無頓着だと感じるかもしれませんが、不思議と今までにトラブルが起きたことはないそうです。

参加者から「普通は誰かが家に入ってくる時に気張ってしまうものだけど、山内さんは自然体で力が抜けている。だから、ここに来る人たちも力を抜くことができる」という発言があったように、山内さんの人柄が「心を外に開いて、他者や自然と無理なくつながることができる場」を生み出しているのでしょう。(文:秋田光軌、写真:石田峰洋、山口洋典)


次回、住み開きフィールドワーク先は…

此花区梅香~四貫島エリア物件ツアー!! ~住み開き物件 ご用意してます~」


2008年から大学生が自分たちで改修した家に住み、改修の様子や梅香での暮らしの様子をレポートするプロジェクト「梅香に住もう」。アート、デザインや建築に関わる若者たちが自分たちの目線で街の情報を発信し、若者が住みたくなる街「梅香」をアピールされてます。今回はこのプロジェクトに関わっているNPO法人プラス・アーツの高林洋臣さんをツアーガイドとしてお招きし、梅香~人情味溢れる商店が建ち並ぶ四貫島エリアの物件ツアーを企画!住み開きの可能性溢れる空き物件も紹介しますよ!ツアー終了後は「モトタバコヤ(元タバコ屋)」にて交流会も開催予定です。

日時:200989() 15時~18

(終了後「モトタバコヤ」にて交流会あり)

参加費:無料(交流会飲食代は別途要)

定員:10名(要予約

お申し込み・お問い合わせ:

應典院寺町倶楽部 築港ARCproject

TEL FAX06-4308-5517

MAILarc@outenin.com

URLhttp://www.webarc.jp/


集合場所:阪神なんば線千鳥橋駅改札口に15時集合


注意事項:

・雨天決行いたします

・屋外を歩きますので暑さ対策は万全に願います


「梅香に住もう!」問い合わせ先:NPO法人プラス・アーツ

http://www.baikanisumo.net/

info@plus-arts.net

ツアーガイド:高林洋臣(NPO法人プラス・アーツ 事務局員)

2008年、大学の設計演習を機に此花区梅香・四貫島エリアに出会い、若者の住むまち梅香をめざして活動している「梅香に住もう!」に立ち上げから関わる。同年7月より梅香に移り住み、現在、梅香住民。2009年、NPO法人プラス・アーツに入社し、此花区での一連の活動を担当している。

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